PaddleDetection
PaddleDetectionは、PaddlePaddleをベースにしたエンドツーエンドのオブジェクト検出開発キットです。ネットワークコンポーネント、データ拡張、損失などの設定可能なモジュールを用いて、主要なオブジェクト検出、インスタンスセグメンテーション、トラッキング、キーポイント検出アルゴリズムをモジュラー設計で実装しています。
現在のPaddleDetectionには、トレーニングと検証のメトリクス、およびモデルのチェックポイントとそれに対応するメタデータをすべて記録するW&B統合が標準で搭載されています。
例としてのブログとColab
こちらのブログをお読みくださいでは、PaddleDetectionを使用してCOCO2017データセットのサブセットでYOLOXモデルをトレーニングする方法を紹介しています。これには、Google Colabも含まれており、対応するW&Bダッシュボードはこちらでリアルタイムに閲覧できます。
PaddleDetection WandbLogger
PaddleDetection WandbLoggerは、トレーニングと評価のメトリクスをWeights & Biasesに記録し、トレーニング中のモデルのチェックポイントも記録します。
Weights & BiasesとPaddleDetectionを使用する
W&Bにサインアップしてログインする
無料のWeights & Biasesアカウントにサインアップし、wandbライブラリをpipでインストールします。ログインするには、www.wandb.aiでアカウントにサインインする必要があります。サインインしたら、[**Authorizeページ**](https://wandb.ai/authorize) でAPIキーが表示されます。
- コマンドライン
- ノートブック
pip install wandb
wandb login
!pip install wandb
wandb.login()
トレーニングスクリプトでWandbLoggerを有効にする
CLIを使用する
PaddleDetectionのtrain.py
に引数としてwandbを使用するには:
--use_wandb
フラグを追加します- 最初のwandb引数の前に
-o
が必要(一度だけ指定) - 個々のwandb引数には
wandb-
プレフィックスが必要です。例えば、wandb.init
に渡す 引数にはwandb-
プレフィックスをつけます
python tools/train.py
-c config.yml \
--use_wandb \
-o \
wandb-project=MyDetector \
wandb-entity=MyTeam \
wandb-save_dir=./logs
config.ymlファイルを利用する方法
また、configファイルを通じてwandbを活性化することもできます。wandbヘッダーの下に、config.ymlファイルにwandbの引数を追加してください:
wandb:
project: MyProject
entity: MyTeam
save_dir: ./logs
Weights & Biasesをオンにした状態でtrain.py
ファイルを実行すると、W&Bダッシュボードにアクセスするためのリンクが生成されます。
フィードバックや問題について
Weights & Biasesのインテグレーションに関するご意見や問題がある場合は、PaddleDetection GitHubにIssueを立てるか、support@wandb.comまでメールしてください。