コードの保存
デフォルトでは、最新のgitコミットハッシュのみを保存します。UIで動的に実験間のコードを比較するために、より多くのコード機能を有効にすることができます。
wandb
バージョン0.8.28から、wandb.init()
を呼び出す主要なトレーニングファイルのコードを保存できます。これにより、ダッシュボードに同期され、runページのタブやコード比較パネルに表示されます。デフォルトでコード保存を有効にするには、設定ページに進んでください。
ライブラリコードの保存
コード保存が有効になっている場合、wandbはwandb.init()
を呼び出したファイルのコードを保存します。追加のライブラリコードを保存するには、次の2つのオプションがあります。
wandb.init()
の呼び出し後にwandb.run.log_code(".")
を呼び出します- code_dirが設定された設定オブジェクトを
wandb.init
に渡します:wandb.init(settings=wandb.Settings(code_dir="."))
これにより、現在のディレクトリとすべてのサブディレクトリにあるすべてのPythonソースコードファイルが、アーティファクトとしてキャプチャされます。保存されるソースコードファイルの種類と場所をより制御するには、リファレンスドキュメントをご覧ください。
コード比較器
ワークスペースやレポートに新しいパネルを追加するために、+ボタンをクリックし、コード比較器を選択します。プロジェクト内の任意の2つの実験を比較し、コードの変更された行を正確に確認できます。以下はその例です。
Jupyterセッション履歴
wandbバージョン0.8.34から、ライブラリはJupyterセッションの保存を行います。Jupyter内でwandb.init()を呼び出すと、現在のセッションで実行されたコードの履歴が含まれるJupyterノートブックを自動的に保存するフックが追加されます。このセッション履歴は、codeディレクトリ内のrunsファイルブラウザで見つけることができます。
このファイルをクリックすると、セッションで実行されたセルと、iPythonのdisplayメソッドを呼び出すことで作成された出力が表示されます。これにより、特定のrunでJupyter内で実行されたコードを正確に確認できます。可能であれば、最も最近のノートブックのバージョンも保存されます。これはcodeディレクトリ内にあります。
Jupyterの差分表示
最後にもう1つのおまけ機能として、ノートブック間の差分を表示する機能があります。コード比較パネルで生のJSONを表示する代わりに、それぞれのセルを抽出し、変更された行を表示します。当社のプラットフォームにJupyterをより深く統合するための、いくつかのエキサイティングな機能を計画しています。