カスタムエイリアスを作成する
エイリアスは特定のバージョンへのポインタとして使用します。デフォルトでは、Run.log_artifact
はログされたバージョンに latest
エイリアスを追加します。
初めてアーティファクトをログすると、アーティファクトバージョン v0
が作成され、それがアーティファクトに添付されます。W&Bは同じアーティファクトに再度ログすると内容をチェックサムし、アーティファクトが変更されている場合、新しいバージョン v1
を保存します。
例えば、トレーニングスクリプトで最新バージョンのデータセットを取得したい場合、そのアーティファクトを使用するときに latest
を指定します。以下のコード例は、エイリアス latest
を持つ bike-dataset
という名前の最近のデータセットArtifactをダウンロードする方法を示しています。
import wandb
run = wandb.init(project="<example-project>")
artifact = run.use_artifact("bike-dataset:latest")
artifact.download()
また、カスタムエイリアスをアーティファクトバージョンに適用することもできます。例えば、モデルチェックポイントがAP-50のメトリックで最高であることをマークしたい場合、モデルアーティファクトをログするときにエイリアスとして文字列 'best-ap50'
を追加できます。
artifact = wandb.Artifact("run-3nq3ctyy-bike-model", type="model")
artifact.add_file("model.h5")
run.log_artifact(artifact, aliases=["latest", "best-ap50"])